まぁ本人が楽しく書いているのに
ダメも何もないんですけど、
評価する大人としては、きちんとその目線をもっていないと
子供が作文で伸び悩むなんてことですかね。
そもそもどんな作文がいい作文で、どんな作文がよくないのかなんて
基準がないからわからないなんて人が多数でしょうから、
いくつか例を挙げてみましょう。
①いろいろなことをして楽しかった。
この文章がでてきたら、最悪の作文のひとつですね。何も説明していないし
何も伝わってきません。下手したら本当に楽しかったのか、疑うレベルです。
こんな定型文が、子供の作文に何度もでてくるようでは
作文を書けば書くほど逆効果です。マスを稼いでいるんですよ。
この文章を書くくらいなら、作文を書かないで出したほうがずっといいです。
②構成のない作文
だらだら続く構成のない作文は、
親が最初に全体構成が作文にはあるんだよってことを
教えないせいです。起承転結でも、過去・現在・未来で3点を記述する方式でも、
いいところ、わるいところの2点を語る方法でもなんでもいいので、
文章には全体構成というものがあることを子供に教えなきゃ、
永遠に、子供はおもいついたままのだらだら作文です。
思いついたことを、どうわかりやすく構成して他人に伝えるかが作文ですよ。
③記憶に残らない作文
読んで、内容をさっぱり忘れてしまう作文があります。どこか遠くの
はではでしい場所にいったんだけど、どこへ行ったことを書いたんだっけ
なんて具合です。自分でもその作文のことをすっかり忘れたりして。
理由は、簡単です。
感情がかけてないからです。どこかに行ったなんてことは
どうでもいいことなんです。そこでどう感じたのか、作文を読む人と
共有できる感情に訴えかけられているのか?
例えばスキーをしたなら、起き上がるときに大変でやめたくなった
あの絶望的な気持ちを、読み手と共有できているのか?
外国に行った時の言葉が全く通じなくて不安になった気持ちを
読み手と共有できているか?
そういう読み手との感情の共有が大事です。少なくとも
感情がしっかりかけていなければ、共有しようがありません。
子供の作文にそんなにめくじらを立てなくても、なんて思っている親は
最悪です。学校の先生には、そんなことはできないんですから、
教えるのは親しかいません。
だからあなたの子供は、永遠に作文が書けないんですよ。
そして、こういったことを本人に楽しく作文をかいてもらいながら、
さりげなく、小学生の期間を通じて伝えていくことが大事です。
小学生の間は伝えておくだけで、書けなくても一向にかまいませんけどね。
ちなみにディズニーランドの作文を、読ませる作文にしてかける子供には
いままで一度も会ったことがありません。
その作文を、どんぐりKにはぜひ中学生にでもなったら書いてほしいものですね。
これは別にブログの話じゃないですって、あくまで作文の話です。
よければランキングをクリックください。
にほんブログ村 小学校低学年の子(1、2、3年生)
0 件のコメント:
コメントを投稿