なにをはじめても、長続きしない人がいます。
習い事をちょっとやってみたり、受験勉強をやってみたり、
部活をやってみたり、趣味をやってみたり、
最終的には本人が好きなようにしたらいいんですが、
子供を育てているうえでは、子供とよく相談しながら
いっしょに3年くらいは続けていくものが、一つはあるといいと思います。
親が意識的に、継続的に、ねばりづよく物事に取り組む後姿をみずから
見せないと、子供はいちだんと飽きっぽいんですし、流れている
時間感覚がまったくちがって、特に今を生きているんですから
なにも長続きするはずがありません。
別に長続きするのは、修行のように苦行を耐えて耐えて長続きさせたり
する必要はありません。楽しみながらステップアップしていければ十分です。
重い重量だって、すこしずつ増やしていくことでかなり重いものまで
持ち上げられるんですよ。
たとえばスキーを3年、キャンプを3年、好きな習い事を3年なんて感じで
まったく構いません。親も習い事とかも一緒にやるのはポイントです。
子供が嫌になったら、嫌にさせたほうが悪いんです、サンクコストは無視して、
さっぱりやめた方がずっといいです。
ただ続けられると、その3年がふりかえってみて
一生の趣味を決めたりするんですから。途中でやめてもまた帰ってくる
橋頭保が3年あるとできるんですよ。
3年くらいはやらないと、なんでも入門編だけで終わっちゃってかえって
残念ですからね。始める前に子供と相談して、よく考えることも必要です。
ただ学習については必ず5,6歳からはじめて、小学生の終わりまでには
読解力、思考力をきちんと身につけておく必要があります。
いずれにせよ親がこれくらいの先は見通して、
ある程度安定して長続きして取り組めないと
子供には何も残らず、あっという間に小学生時代が終わって
しまうのがありがちなことです。
子供以上にあきっぽい親がいるんで、あきれます。
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