受験勉強の手段として、どんぐりをやろうなんて無理ですよ

受験をむかえて、算数の文章題ができなくて困ったんでしょうね。

どんぐりを、受験で算数がすばやくとけるツールのように考えている方が

いらっしゃって驚きました。


算数の問題がすぐにとけるなら、言うことないので、サッサと教えてください、

といわんばかりです。中学受験は算数が肝ですからなんて、いかにも聞いたばかりの

話を得意げに披露するのも、なんともいえません。


残念ながら、無理です。受験勉強をしながら、どんぐりはできません。


どんぐりで読解力と思考力を養成したあとなら、

受験勉強を楽しくできる可能性はありますけどね。

それでも中学受験ではなく、高校受験を勧めるくらいです。


年長か小学一年生からどうでしょう、４年生くらいまで週二回でどんぐりをやって、

本人の自覚のもとに、４年生の後半から５年の夏休み前まで、週に６回どんぐりを

といて、５年の夏休みで全部のわからん帳の消化が終わったら、

受験可能くらいですかね。


志望校や、本人の向き、不向きも中学受験には大きく影響します。


どんぐりは４年生くらいから、ちょっと取り組んで

できるような話じゃないんですよ。

基本的に難しい算数の文章題なので、本人が取り組む意味が分からず、

ただ難問をやらされているなんて思うだけです。

しかも４年生までにどれだけ思考回路をつくってきたかが問われるので、

ほとんど楽しく問題をとくことは無理でしょうね。


どんぐりは、受験勉強のツールにはなりえません。

そんな陳腐なものじゃないんですよ。


子供の思考回路を、作成しようとしているんですから。



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