いくら努力したって、できないことはできません

コロナ騒ぎも激しさを増して、長期戦の様相を呈しています。

短期の不要不急の外出禁止は当たり前のこととして、

長期戦なら、ただ家にとじこもっていれば大丈夫なんて

安易に思ってちゃいけないのは誰でも知っていることです。

もちろん医療関係者は、コロナだけが問題なので

ずっとそう唱えていればいいんですが、

社会全体をみれば、長期戦なら家にとじこもったって

安全からは程遠いのが現実です。


まずあなたは適度に毎日運動しなければいけません。散歩でもジョギングでも

何からの運動でも、もし集まってやるなら屋外の運動が好ましいですね。

長期戦で定期的な運動がなければ、あなたを待ち受けているものは

結局コロナがもたらすものと同じものです。


そして人間関係は家の中で一番煮詰まるんですから、

殺人事件の半分くらいが親族間で起きていることは、

だれでも知っていることです。

家庭内でも家族との適度な距離をきちんと保って、殺人事件なんかに

至らないまでも、人間関係に今まで以上に気を使いましょう。

一言一言が大事なんですよ、家族だから余計に一言に気を使います。

どうでもいいような他人は適当にあしらっても、

家族への一言はその何百倍も気を使う必要があります。


そして遠方でも近くても、年取った両親なんかには、

決して直接会えないんですから、よりいままでより電話をかけましょう。

日ごろからコミュニケーションをとらないと、

老人はあっという痴ほうがすすんだりしますから。

とにかく理由は何でもいいので、とにかく限られている両親との

時間を大事にしましょう。


あとは仕事はどうなんでしょうね、テレワークのメールとかだけ

でできるような仕事なら、それに越したことはないんでしょうけど、

現実には、そんなことで片付く仕事はほとんどありませんからね。

メールでの指示・命令なんて、たいがい軽く無視がお約束です。

テレビ電話を複数人でつなぎっぱなしなんかを含めて、

仕事のやり方もいろいろ模索していく必要がありそうですね。



さて本題に

努力すればなんでもできるなんて思っている人が多くて

びっくりします。


もちろん誰でも知っていることですが、

努力したってなんでもできるわけじゃありません。

あなたがプロのスポーツ選手になれなかったのは努力がたりないから

なんですか？　そもそもそんな道へ歩もうとすら思わないのが

ほとんどです。


勉強だって、厳しい現実ですが、向かない子には向かないんですよ。

未就学児や低学年に無理やり、大量、高速、反復学習をさせたところで、

本人が勉強を大嫌いになる効果が一番みこまれるくらいです。

だいたい親のあなたは、勉強が好きなんですか？


じゃあ、いつ頃どういった形で勉強に向かないことを、

親子ともども判断したらいいんだってことになりますが、

世界的にも１２歳は少し無理があって、

日本の教育制度はよくできているもので、

中学卒業時点の15歳や高校卒業時点の18歳くらいって

ことになるんでしょうね。


どんぐりで、５歳から学習をはじめて、小学校でもそれなりに真面目に

学んで、中学生ではスパルタで高い目標をめざしてがんばってもらおうとは

思いますが、親も本人もその９年間や１２年間を通じて、

あまり子供には勉強は向きそうにないなと思ったら、

そのほかのもっと子供が向く職業を

親子で協力して探していくのが明らかにいいでしょう。

世の中には、びっくりするくらいいろんな職業があるんですから。

そして、やってみないとわからないことがほとんどですから。


勉強の世界からいったん離れて、仕事をしてみると、かえって勉強の

大事さに気づいて、もう一度勉強の世界に戻るなんてのもアリです。

だから若いうちにいろいろ経験すると、やり直しの選択肢も

当たり前のことですがそれだけ広がります。


小学生のときだって、いろいろな習い事や

友達との外遊びでの付き合い方なんかをつうじて、

その片鱗はうかがえるわけですから、中学生あたりの大きく変化する

時期をこえてみたところで、あらためて今までのことをふりかえりつつ

親子でよく話し合ってみるといいんじゃないですかね。


子供も自分が勉強に向いているかどうかは、その９年間や１２年間を通じて

十分にわかることでしょう。親子ともども１０年近くしっかりみてきて、

どうも向かなそうだと思った道を嫌々いくより、どの道が向いていそうか、

子供が楽しそうに熱中できることは何かを一緒の方向をみて捜しましょう。


じつはそれこそが、子供に親がしてあげられる

ほとんど唯一のことなんじゃないでしょうか。


学校や勉強に向かないなんて、子供が自分で判断できるようなことじゃないし

ましてや学校の先生のような人生経験がすべて学校や勉強なんかに

染まっているような世界が狭い人は論外だし、

子供のことをずっと近くでみてきた親にしかできないことです。


本当に自分の子供が医者に向くなんて思っているなら

まずはコロナの医療ボランティアに1か月ほど、

親の自分がでかけてみればいいんですよ。

医者なんて実情をよく知れば、親が子供に

やってほしくない仕事No1を取ってもおかしくないほどの

仕事だと思います。




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