どんぐり教室File No.1「どんぐりKの個別メール相談」
すてきな紹介とインタビューをしていただきました。
別にこんなかっこいい感じではなくて、実際はもっと力の抜けた
感じなんですけどね。
さて、どんぐりじゃない学習法の一番の問題は、親でも塾でもいいんですが
とにかく教え込みすぎです。
自分で考えたり、工夫したりする時間が皆無なんですよ。
たとえていえば遊びの時に常に親が横にいてこう遊んだほうが楽しいでしょ、
こう遊んだほうが合理的でしょ、公平でしょとやっているようなものです。
本人がいろいろ工夫して遊ぶから楽しいんじゃないですか?
同じように勉強の楽しさも本人がいろいろ試行錯誤するところにあります。
親や塾が示す正解をいくら探しても、どうしようもありません。
小学生レベルの算数はいくらでも自分で試行錯誤すれば答えが出ます。
だから親は横で、楽しく問題をといている姿を見せれば十分で、
余計なヒントをだしたり、教え込んだりする必要は皆無なんですよ。
そして本題へ
最初から、親は子供の面倒をいつまで見るつもりかをはっきりさせます。
どんぐりKには本当に小さいころから、18歳か20歳になったら家庭を
卒業しようかということにしています。
人生の岐路によって、少しは幅があったほうがいいですから。
その歳になったら、いくばくかのお金を渡して、親から独立した人生を
歩んでもらうことにしています。
不安はないのか? 18歳なんて子供みたいなものじゃないのか?
というか、不安が全くないように18歳までに伝えるべきことを
すべて伝えきって、子供にどんなことがあろうが、
笑顔で楽しく人生を過ごしていくすべを身につけてもらいます。
実践もふくめてですね。
だからどんぐりKの18歳は親にとって何の不安もありようがありません。
18年間もそれにむけてやっていくわけですから。
何もしてきていない親が、とってつけたように思春期で
反抗している子供に向けて、18歳や20歳で子供に
独立してもらうって言っているのを聞くと、
完全に虐待以外のなにものでもないと思いますけど。
親だって本当にそんな子が18で独立できるとおもってないでしょう。
その18年と僕らの18年は、同じなのは年数だけで、
他は何から何まで全く違うんですよ。
そして未就学児に、親が漢字や計算をいくら教え込んでも何の意味もありません。
本人が漢字の意味や数字が好きで、とにかくいつも漢字や数字と戯れているなら
それはそれで放っておけばいいだけのことです。
本当に国語や数学の才能があれば、中学生くらいからちゃんと発現しますから
そこから適切な本をガイドしてあげられれば十分です。
それも本人が必要な本を、もし本当に必要とするなら
自分で探してくるくらいのものです。
小学生やましてや未就学でなにかを親がしたからって、
それ以降の子供の学習に目覚ましい変化をもたらすことなんて、
ありえません。
そんなことができるくらいなら、みんなやっていますよ。
いろんなことをいろんな方法でやったって、
長期的に見ればというか5年もすれば、
そのわずかな実例は結果論に過ぎなくて、
結果論にさえなっていないことがほとんどです。
むしろ子育ての経過というかプロセスこそが大事であって、
どれだけ人生を楽しんでいる姿、背中を子供に見せられるかが、
子育てのすべてと言っても過言ではありません。
親がいくらなにをどうしようが、
子供に与える影響なんてほんのわずかなものです。
そのほんのわずかが子供の人生に希望の灯りを
最後までともし続けるものになることも、
その正反対にどんなに世間的に見れば成功していても
心の中は失望感と劣等感にさいなまれて不幸になるように育てることも
あるんですけどね。
このブログではこれを何百回と書いてきましたが、最後にもう一回だけ
書いておくことにします。
とにかく子供に日常生活で、愚痴や小言や指示や命令をやめなさい。
子供のためって、全然子供は聞いてすらいないじゃないですか?
あなたが思っているより、はるかに重大なマイナスの影響があります。
完璧主義の子供は今の完璧を求めてしまうので、
その後、何も挑戦しない子になるんですよ。
何も挑戦しなきゃ、いつまでも完璧でいられますからね。
親はつねにマイナスの方向に子供に影響を与えることを最小限にすることを
意識すべきです。
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