まとめ

読み聞かせは2歳頃から楽しく毎晩継続 → 小2まで継続遊んでいるおもちゃはこちら
〔年中〕自由保育の幼稚園、プレーパークデビュー、キャンプ、スキーなど、外遊びたくさん
〔年長〕秋からどんぐり開始、環境設定(毎日外遊び、テレビ・読書・宿題制限、ゲーム厳禁、小言命令強制なし)
〔小1〕公立小学校、どんぐり本の読み聞かせ継続中、2017.6全小統2科目偏差値65  11月全小統2科目偏差値70オーバー
〔小2〕遊んでいるおもちゃどんぐり本の読み聞かせ継続中、読書、トップクラス国語3年生 2018.6全小統偏差値60 11全小統偏差値65
〔小3〕どんぐり、トップクラス国語4年生 2019.6全小統偏差値60 11全小統偏差値60
〔小4〕どんぐり、はじめまして数学 コロナでテストを受けてません
〔小5〕どんぐり、はじめまして物理

●小学生では絶対にやらない学習方法
 ・大量、反復、高速、徹底の学習(計算、漢字の書き取り、音読)← 感味力、読解力、思考力(視考力)育成に有害なので
 ・ならいごとをたくさん、毎日外遊びなし、週に1日のノー勉強デーなし ← 子供をおなか一杯にしない、自発的な工夫ややる気の芽をつまない
 ・英語、コンピュータ教育、先取り学習 ← 学年の国語、算数の深い学習、友達との外遊びだけでも全く時間がたりませんから

2020年1月30日木曜日

どんぐり相談 回答 その2

質問

はじめまして
いつも楽しく読ませていただいています。

小2、年長の息子がおります。どんぐりは5歳から楽しくのんびり続けています。
どんぐり相談とは少し違うかもしれませんが、夫のことで相談します。
夫は向上心が高く、いつもテキパキしています。
家族はいつもアレコレ指示されて動いています。
(毎日の日課、食事の食べる順番、量なども指示します。)
夫婦でテンポが違い、子供達も疲れると思います。子供がどんぐり問題も絵をよく見ることが出来ないのも生活に原因があると思っています。(環境設定は私にも問題がありますが)

ゆっくり穏やかに、アレコレ教えなくても大丈夫。と私から言われる事はとても嫌がります。

問題を速く解ける方がいい。どんぐりは難しすぎる。という話しから
絶対学力を読むよう何回か勧めましたが、未読。

夫の考えを変えるのは難しそうなので、積極的に勧めませんでしたが、子育てに積極的なので、夫婦考えを揃えたいなと思い始めました。宿題の件は受け入れられない!と言うかもしれませんが。

なにか忙しい夫に向けてどんぐりを伝える方法はないでしょうか?
よろしくお願いします。



メールでの学習相談にのります(4、5歳の方が最優先)

さて、どんぐり問題を解き始めて三年近くたって、 自分の子供でも、ある程度の成果はでているようです。

回答

このあたりはどんぐりの糸山先生と加藤の考え方が微妙にくいちがうところですね。
その違いも明確にしながら回答していきましょう。

まずは前提としてどんぐりでは、他の学習法なんかとはちがってトータルに子供の生活すべてをみますので、「どんぐり相談」もこういった問題にも回答します。ほかの学習法ではこういった部分にはふれないのが原則だったりしますけど、それが役に立たない理由の一つなんです。

それはそれとして、糸山先生の考え方を先に説明しておきましょう。
(もちろん加藤の解釈したものです)

糸山先生は、忙しい夫に対して、夫婦できちんと話し合っていくことが大切だが、どうしても夫が納得しない場合、説得できない場合、子供が子供である時間の制約から、奥さんと子供でどんぐりをやればいいと考えていらっしゃると思います。

逆単身赴任で、旦那さんを一人置いて、奥さんと子供(たち)が環境がいい場所に移住して、小学生などの時間を過ごすことも、悪い環境に居続けることと比べればずっとよいと考えていらっしゃると思います。

僕は明確に違います。もう少しだけ理想主義者なんですね。

一組の男女が出会うわけです。誰にも強制されたわけでもなく、
本人たちの自由意思で結婚を決めて、子供を授かります。

それはあなたたち二人の人生であり、あなたたちと子供の人生でもあります。

そこであなたたちふたりがとことん話し合わずして、だれと何をどう話すというんですか?

極端なことをいえば、どんぐりなんて、どうでもいいことなんだとすら思います。

夫婦でどんな理想の人生を歩みたいのか、どこが譲れて、どこが譲れないのか、
子供にはどんな人生を歩んでいってほしいのか、どんな子供に育てたいのか、
それを十分に話し合う時間もなくて、そもそも家族をもったといえるんですか?

どんぐりは、あくまで一つの方法にすぎないんですよ。

夫婦がどうやって2人で家庭を築いているのか、
いこうとしているのかこそが決定的に重要であって、
それ以外のことはまずはどうでもいいことです。

具体的に話をしましょう、どんぐりKの家庭では、夫婦はもちろんよく話をしますし、どんな子供に育ってほしいかは、日常的な話題の中心です。僕も仕事を調整して、朝早く(かなり早くです)に出勤して、退社時間も早めて時間をつくって、家事やどんぐりKとのふれあいや、なにより奥さんと話す時間を明確に作ります。時間がなければなにもできません。


奥さんは、糸山先生の本は、もちろんどんなにすすめても読まないので(僕は奥さんの薦めるマクロビオティックだの東洋医学だの、養老なんちゃらだの、わけの分からないばかばかしい本はちゃんと全部読むのに、ずいぶんな仕打ちですが)、講演会に二度ほど連れて行って、本人なりに感じるものはあったようでした。


学習方法をめぐる話し合いだけでも一年以上はかけて(そのあいだに実際に導入もはじめて、子供の様子をよく見てもらいます、日常的には妻がどんぐりの問題を読むことも多いですし子供の姿、変化が一番の説得材料です)、ゆっくりと、どんぐりというよりは、既存の学習法がいかに考えられていないものなのか、宿題をやること一つとっても何か意味があるといえるのか、なんてことを、相手を説き伏せようというよりは、自分の感じていることを時間をかけて相手に浸透させていく感じです。

別にいまでも、奥さんはどんぐりの考え方ややり方に賛同しているわけじゃないですが、(というかどんなものかわかっているとすら僕は思いません)、僕とどんぐりKの3年くらいを見守ってきて、それを信頼してくれているんだ(ずいぶん勝手な解釈ではありますが)と思っています。

忙しい妻に対して、どんぐりを伝える手軽ないい手段があるなんて思ったりはしません。



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2 件のコメント:

  1. 早速の回答ありがとうございました。
    夫婦でどういう家庭にしたいのか、どういう子に育ってほしいのか話し合う。
    そこをスルーしてはどんぐりの話にもなりませんよね。
    相手を説得させようなどとは思っていませんでしたが、本を読んでと言っても忙しいと言って読んでくれない・・・そんなもどかしさをいつも感じていました。
    恐れずに私の考えを何年もかけて伝えるつもりでいこうと思います。
    ありがとうございました。

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    1. がんばってください。

      覚悟を決めて対応をする方をいつでも応援していますから。

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