簡単な話です。
子供の嘘を誘発するようなことを、親が聞かなければいいだけのことです。
あるいは事実をしっかり把握しておけば、子供の嘘を十分に聞いてあげた後に
それは嘘だけどねと指摘しておしまいです。
子供が嘘をつくことで、容易に事態を切り抜ける対処が
普段から普通のことになれば、子供は嘘をつき続けます。
子供が嘘をつくような状況をつくったり、嘘を引き出すような質問をしたら
子供は嘘をつくにきまっています。
嘘は、いろんな細かい事情を丁寧に説明したりしなくて済むので子供にとっても
楽ですからね。しつこく問いただしたりしていたら、
子供に嘘をついてごまかして、さっさと切り抜けろとメッセージを
送っているようなものです。
子供の話は、えてしてこんがらがった糸のようなものです。
一つ一つ丁寧に話をきいて、ときほぐしていって、
子供の自分に都合のいい説明をじっくり聞いて、
何があっても怒らないことで、
子供はちゃんと説明することも学びますし、
嘘をつくより、丁寧に説明した方がいいってことを
親がなによりお手本としてみせていきます。
ワシントンの桜の木の話ですばらしいのは、ワシントンが嘘をつくより
本当のことを説明した方がいいってことを親が教育していたってことです。
親が桜の木をきったことを激怒していたら、
ワシントンは確実に嘘をついてごまかした方が
はるかにいいなってことを学んだでしょうね。
感情的な親が相手なら、激怒している時に本当のことを告げるより、
後からウソがばれた方が、激怒が冷めていて、
怒られる程度が軽いことは十分にあり得るので、
子供が嘘をつくことに合理性がうまれるんですよ。
そして子供は嘘をつき続けます。
ちなみにかなりこみいった状況での嘘や、フィクションのような嘘は
なかなか楽しめるので、どこまで子供の話がもつのか、
じっくり聞いてあげることをお勧めします。
最後に子供の耳元でひときわ小さな声で、
「でも嘘だけどね」と言ってあげれば十分です。
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