思わぬところで、思わぬぞっとする光景を目にするものです。
子供ができてから、そういった場所に足を運ぶ機会はめっきり減ったんですが、
どんぐりKもそろそろ大きくなってきたので、ホテルのダイニングといったところで
夕食をとる機会がありました。
近くにまだ話せないような小さな赤ちゃんをつれている夫婦がいたので、
ホテルだし、他で食事をするのも大変だから、少しくらいうるさいのは覚悟しつつ
席に着きましたが、子供は一言もしゃべらず、
下をむいてなにか手を動かしています。
なるほどお絵かきはいいなと思った、その目に飛び込んできたのは、
スマホでした。食事中もずっと食べさせてもらいながら、
スマホの、たぶんゲームなんでしょうね、
ずっと視線は画面にくぎ付けで手を小刻みに動かしていました。
結構長い時間、少なくとも一時間は、子供はずっと静かなまま、
食事というかゲームをやっていました。
もちろん親も静かな子供を横にゆっくり食事をしていたわけですが、
こんなに小さいうちからゲーム漬けになっている子供の姿が
あまりに衝撃的で、
なんとも言えない気持ちになりました。
世の中っていうのは、想像もしない場所で、
想像もしないショッキングなシーンをみるものです。
一言も声をあげずに、スマホゲームに集中する赤ちゃんをみたら
親たち以外の誰もがその光景が異常だって気づくでしょうが、
肝心の親だけがその異常さを感じないんですから、
どうすることもできません。
そしてその子供が、またこの光景にぞっとできない親に育ってしまったら、
電子ゲームのなにがいけないの? なんてうそぶいて
なんなら胎教でゲーム音楽でも聴かせるんでしょう。
よろしければ、更新の励みになるのでランキングをクリックください。

0 件のコメント:
コメントを投稿