中学受験、高校受験の話を書きましたが、質問者が官僚だけでも
なくて、医者になるならと限定してきましたね。
医者になる=医学部に入るのには、中高一貫、といっても
一部の私立中高一貫が有利なことは事実でしょうね。
少し古い資料ですが、事情はあまり変わっていないんでしょう。
資料にも記述がありますが、これにはほぼ医学部入学=医者といった
特有の興味深い事情が絡んでいて、
選抜方法に「面接」が入っていることも大きく関係しているでしょう。
つまり勉強ができることは前提にすぎなくて、
勉強だけができてもだめってことです。
もっとはっきり言ってしまえば、学校は関係ないともいえます。
なんせ面接で聞かれることは親の職業だったり、学校以外の活動だったりも
するわけですから(実は、それ以外の部活とか対策をうてば
何とかなるような事項では、そもそも医学部を受けるような子は
すべて対策可能でしょうから、医者への競争率が高くなれば
必然的に本人が医者になりたいと思ってからじゃ、
対策できないようなことで差がつくんですね)
どれだけ家庭が経済的にも豊かで、
子供の教育にも全方位的に、
いかに子供が小さいころから力を注いできたかということが、
結果として、私立中高一貫校への入学にもつながっているし、
医学部への入学=医者になること、にも寄与しているということでしょう。
そして身もふたもないことですが、必然的に私立小学校出身とか、
もっとはっきりいえば、「親が医者」が医者になるには「有利」です。
有利なだけで、そうじゃなきゃなんてことはもちろんありません。
当たり前すぎるほど当たり前のことですが、
私立中高一貫に入ったからといって、医者になれるわけじゃありません。
そしてもちろん医者になったからって、人生でどうこうなるわけでも
ありません。医者はかなり孤独で、生死をリアルに感じなければ
ならない、辛い仕事です。一つの失敗が、患者の死に直結しますから。
たまたま勉強ができるからなんて、
それだけのつまらない理由で目指すような仕事じゃありません。
それでは医者になっても長くは続きません。
そもそもそんな医者に命をあずけなければならない患者のことも考えてみましょう。
よろしければ、更新の励みになるのでランキングをクリックください。

0 件のコメント:
コメントを投稿