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マッコウクジラのマッコー君とザトウクジラのザットー君が片道50000kmの
太平洋往復競争をしました。マッコー君は1時間に100km、ザットー君は1時間に
90km泳げるとするとゴールに辿(たど)り着く時間の差はどれくらいになりますか。
いい問題ですね。
けっこうどんぐりKは慎重派なので、解けそうにない問題を避けて通る
傾向は強いですが、クジラ問題に対する自信がその目を曇らせたんでしょうね。
ここまで4~5問はクジラ問題を片付けてきて、自分の解法に自信満々
だったんでしょう。
2MX93 8歳9か月 おもしろい考え方
そして100kmでの差を比べようとして、はたと手がとまっています。
そりゃそうですね。時速90kmで100kmを行こうとしても
その時間は10/9で、1.111111111・・・時間と割り切れませんから。
これは時間の差に着目せずに、正攻法で解きにいっても同じポイントに
つきあたるわけですが、ここで分数に着目したまでは鋭かったんですが
分数習ってないからなぁの泣き言が珍しく入っていました。
こういうところでこそ、絵で考えてもらいたいところですが、
分数でわりきれない面白さの方に主眼は移ったみたいで、
ダメだね、わからん帳にしようといいながら、だいたいの答えならこうだよ
と書いてくれました。
きちんと間違っているとの判定がくだされ、無事わからん帳へと格納されました。
ラッキー・マッキー問題でもそうですが、いずれ解ける時が来るので
親は全く心配しません。別に解けない問題があってもそもそも親が心配するような
ことはないわけですけどね。そりゃ、親が横で解説すればすぐに理解して
分数をつかいこなすでしょうが、そういった道具を便利に使いこなすことは
中学や高校に行ってやってもらえば十分です。
それより数の不思議や、割り切れないこと、分数と少数の関係とか、
本人の頭の中をめぐったいろんなことや
こんなに自信満々だった問題がなぜ解けないのか、その鼻がへし折られて
ふたたび自分で自信をもつまでの過程の方がはるかに大事なことに
親が気づいていなきゃいけません。
問題が解けるかどうかは、本当に些細なことです。
そして横で誰かが安易に教えてしまうことは、本当に残念なことです。
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