地理と歴史は、別々のものではありません。
ましてや暗記科目なんかじゃありません。
二次元的な広がりが地理であるとしたら、時間軸でさかのぼるのが歴史ですから。
地理と歴史には密接なかかわりがあり、その場所に、その歴史があるのは
必然でもあり、偶然の要素もあって、そこに人間がかかわる複雑さが
より興味をひくわけです。そしてすべてが今につながっています。
三年生までに、日本の歴史の漫画をすでに読み終えていて、
場所と歴史が関連付けられるようになっているので、
いろんなところに出かけるときにも、かなり楽しめるようになってきました。
たとえば富岡製糸場あたりも、世界遺産騒ぎもひと段落していい感じですね。
無料駐車場は少し遠いんですが、少し涼しい時期ならそこから散策して
女工のお墓参りをしたりして、街を感じるのもいいでしょう。
繭から糸をつむぐ体験はかならずやるべきものですし、
話の「糸口」や時間の解決の「糸口」を探す難しさを
実際に本人に体感してもらいましょう。
繭からの糸が、他の糸に吸い付くように一体化する瞬間は
小さい子でもやってみるとすぐにそれとわかるものがありますから。
そして富岡製糸工場で日本の製糸の近代化に尽力した
ポール・プリュナーは富岡製糸場でのビデオでは日本人向けに
かっこいいことを言う役割を担っていますが、
中国にもわたって、中国の製糸業の近代化にも力をつくしたことを
知っていると少し複雑ですね。
そしてご存じのように、日本の製糸業は戦前には中国やヨーロッパから
世界一の座を奪いますが、そのあと衰退して、現在では中国が一位ですかね。
そんななんやかんやを話しながら、上州名物の
「おきりこみ」を昼食にどうぞ。あとは車だと30分くらいですが、
手軽な日帰り温泉もあったりするので、温泉でゆっくりするといいですね。
おきりこみも最近は身近でよく手に入るので
昼ご飯に登場する機会も増えていますね。
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