キャンプは、もともと不自由さを大人が楽しみにいくんです。
それは夫婦の決定であり、子供は何ら関係ありません。
最近は温泉入り放題のキャンプ場をみつけて、すっかり温泉に行っているのか
キャンプに行っているのかわからなくなっていますけどね。
そして子供の手伝いを前提としたキャンプなんて、そんな無謀なアイデアは
採用の価値はないでしょう。子供がやりたいといったからって、
家族でキャンプをはじめようなんて、それは無謀ってものです。
日常生活でさえ子供が家事で手伝えることは、年齢相応でしれていますから、
キャンプでは外で遊べる楽しさもあるので、日常生活のお手伝いの
三分の一も手伝ってくれたらいいくらいでしょうね。
一方で、食事なり就寝なりの日常生活の難易度はもちろん
雨天とかそのときの自然の環境にもよりますが、
三倍くらいにもなるんですからね。
夫婦がともにキャンプに乗り気なことは必須ですし、
夫婦でさえ仕事を分担して、テントもタープも一人で建てたり、
収納することさえ不可能ではないので、
メーカーサイトで公開しているビデオなんかを見て、
予習しておくと役に立ちます。多少の力仕事ですが、忍耐力さえあれば
男性、女性は関係ありません。
そのほか初心者であればあるほど、まずはグッズに頼るべきです。
そして慣れてくるにしたがって、
ひとつずつ便利グッズを外していってといった具合です。
一方でキャンプを続けるにつれて、
グッズが増えて便利になってくるのでそのせめぎあいは
何とも言えないところです。
最終的には、楽しい不自由さをわざわざ求めているような、
よくわからない話になっていきます。
たとえば
チャッカマン・ライター→火打石
着火剤→小枝・落ち葉
LEDランタン→ガソリンランタン
といったような具合ですかね、小さな子連れキャンプで
最初から右側のようなアイテムはあまりお勧めしません。
あとは、百円ショップも活用しがいがありますし、
家の使えるものはひとまず使ってみる手もあります。
ペグをうつハンマーなんかは、無理して高いものを一つより、
ゴム製のヘッドのものがいくつかあるとはかどりますし、
コンロなんかも、最初は家のガスコンロでいいんじゃないかと思います。
いえば雰囲気の問題ですから、防風とか低温対策とかそれほどの
ものでもないですから。
不便さを子供との遊びにできると一番いいですが、相手は子供なので
乗ってくれるかどうかは、ふたを開けてみないとわからないのが現実です。
親が楽しんで、無理しないくらいのプランではじめるべきです。
連泊もテントやタープの設置があるので、
1泊よりは長い方が楽ということはあるんですが
買い出しもあったりするので、2泊や3泊くらいから慣れていく方がいいですね。
できない人にはできないでしょうから、
無理してやることはないと思います。
僕も田舎育ちですけど、虫は嫌いだし、家族で始めるまでキャンプには
全く縁がなかったですが、焚き火なんかはよくしていたので、懐かしいと言えば
懐かしいですね。最近は田舎でも、庭で焚き火はしにくいですから。
子供にも、火遊びはもちろんですが、川遊びや虫を捕まえたり、
自然の中の遊びをある程度ガイドしないと、
キャンプ場でも驚くほど多くの子供が2ルームテントの前室にこもって
電子ゲーム三昧ですからね。
たとえ雨の日のキャンプでも、いろいろ想定しておいて
なんとか湿った薪でも火をキープする工夫とか
タープにたまった雨をざぁっと流す楽しみとか、自然を楽しめるように
親もいろんなきっかけをつくってあげましょう。
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