子供の教育において、親の無知は、このように子供を痛めつけます。
まずはこれを読んでみましょう。
中学受験を終えた少年を襲った「想定外の地獄」(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
よくある話と言えば、よくある話ですけど、痛ましいの一言に尽きます。
田代少年が中学受験を決めたのは母親の律子さんの望みからだった。近くの公立小学校に通っていた田代少年は、学校の成績は優秀そのもの。テストではつねに100点を取り、勉強で困ったことはなかったという。
最初から、痛ましすぎます。
学校のテストは、中学受験にはほぼ何の参考にもなりませんし、
母親も自分がよく知りもしないもの、しかも自分の子供に
それを「望む」こと自体が意味不明です。まず自分が知るところから
始めなくては始まりません。
そしてお約束の本人の意思もろくに固めない、志望校もまったくないうちからの
塾通いです。塾通いもありがちな塾の中での人間関係や成績の伸び悩みで
大規模塾から個人塾へ転塾して、入れる中学へとこれも絵に描いたような
ありがちなパターンですね。
入学したのは自宅から1時間半はかかるという共学校。入りの偏差値の割には出口の大学合格実績がいいことで有名な学校だ。だが、そこにはからくりがある。何もしなくてこれだけの合格実績に結び付くことはない。強制的にたくさん勉強させることで生徒の成績を伸ばしていくタイプの学校だった。
もちろん中学、高校でスパルタで伸びる子がいることも否定しませんが、
いかんせん自分で勉強したい意欲がなければどうしようもありませんからね。
片道1時間半の通学に、これだけの授業、当然ながら宿題もある。「高校受験がないから楽なのよ」と言われて挑んだ中学受験だったのだが、気がつけば地元の中学に上がった周りの友達よりも苦労をしているように思えた。
「みんなが遊んでいたときも、僕はずっと勉強をしてきたのに、なぜ自分だけこんなに勉強をしなくてはならないのか……」
最後はいつもお約束の「僕の、私の人生を返せ」なんですよ。
僕の、私の人生を返せ
そして最近ではここにネット依存やゲーム依存がセットになったりしますから、
事態はますます悪化します。
ゲーム依存
中学受験は、内実をよく知りもしない親がなんとなくのあこがれや
周りも行っているからなんて漠然とした理由で
子供を塾にいれてはじめるようなものじゃありません。
親が子供とよく話し合って、よくよく子供の様子を見ながら、親も中学受験について
よく学んで、自分ができる必要な手助けの算段もついたところで
取り組むべきことであるのは、当然のことです。
そして小学生を卒業する段階のどんな子にも向くような体験じゃないことは、
明らかすぎるほど明らかです。
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