2年生の掛け算の単元をすぎると顕著ですが、なんでもでてくる数字を
機械的に掛ける子が現れます。
掛け算の単元では掛け算をすればいいんでしょ、なんて具合です。
文章題の中に余計な数字が入った問題や、答えがない問題をつくって
親がヒントを与えたりせずに、子供だけに考えさせれば、
すぐに九九の暗記だけで
さっさと答を出そうとする子は判別できます。
もちろん、文章題の状況を絵に描いてもらってもいいですね。
そういった子は、ていねいに絵を描いたりすることもできませんけどね。
驚くほど多くの子供が、文章で表す状況を正確に理解できていません。
九九を暗記して、ただその暗記を出てきた数字に機械的に適用して
文章題が解けたように装っているだけなんですよ。
そしてその九九での偽装が学校のほとんどの問題では功を奏して、
子供の勘違いを促進するんですからね。
宿題も最低でもそのあたりが考慮されていればいいんですけど、
掛け算の定着という名のもとで、単純な問題が繰り返されて
理解ではなく暗記を促進しています。
このパターン暗記が学年があがっても続いていって、
まったく理解できていないのに、簡単なテストだけで正解して、
その正解が理解していないことを覆い隠してしまいます。
この単純な偽装が通用してしまうのが、残念なところです。
親がしっかり見てあげられるといいんですが。
よろしければ、更新の励みになるのでランキングをクリックください。

0 件のコメント:
コメントを投稿