子供を勉強嫌いにするのは簡単なことです。
まずは長時間、強制して勉強させることでしょうね。
いいからやりなさい、さっさとやりなさい、とにかくやりなさい
なんて具合です。
その次は大量にやらせることでしょうね。
まだ質の高い問題を大量に用意できるようならいいですが、
えてして、親は手をぬいて、計算問題と漢字の書きですからね。
計算問題を大量にやらせれば、算数ってすぐに答えがでるものだとか、
間違った答えをだしてもなおせばいいだけ、なんて発想になるだけです。
漢字も低学年で手先も不器用なのに大量に書かせると
作業にうんざりするのももちろんですが、字も汚くなるおまけつきです。
そして最後に時間を測って、早くやらせるんですからね。
早くやるには、考えないことが一番です。
スポーツなんかでは、考えずに体が動くように何度も反復練習するわけですから。
ただ学習でそれをやってしまうと、考えずに答えを書ける問題の答えを書くといった
学習習慣の完成です。
何も考えずに答えだけを書いていれば、うんざりする気持ちにも蓋ができますからね。
これだけのことを子供に対して、何年にもわたって続けていながら
勉強が嫌いにならない、と思う親の方がどうかしていると思います。
そして、好き嫌いは関係ない、嫌いでもやらなきゃいけないことをやるだけなんて、
わざわざ勉強嫌いにしたあげくにとどめを刺すわけです。
勉強を好きにするように育てた方が、ずっといいですよ。
目の前の子供の育て方を決められるのは、親であるあなただけなんですから。
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