子育てで聞きがちな言葉の一つに、
「しょせん親にできることなんてほとんどないので、子供が自然にそだっていくのを
見守るだけ」なんて言葉がありますが、
過干渉すぎる親の干渉をふせぐ言葉としての意味はありますが、
根本から勘違いをしているケースが多いなと思います。
とくに父親からこういう言葉がでてくる背景の大部分は、
単に子供との接点が少なすぎるってことでしょうね。
0歳から5歳くらいまでの子供については、そもそも親がいろいろしないと
自然にさえ育っていかないので、ふれません。
5歳から12歳までは、子育てにおいて、一番親が力を発揮できる部分です。
それはなにも過干渉になれとか、子供の進路を子供と十分な相談なしに
決めろなんて話ではなくて、とにかく子供が人生で生きていく基本的な
感受性や価値観を作り上げる中で、親が果たせる役割がかなり大きいってことです。
そういった重要な時期に、そもそも子供と十分に一緒に時間を過ごすこともなく
放置なんですから、その挙句にこれこれの中学を受験するといいなんて、
子供と十分に話し合うこともないままに押しつけ、強制型の子育てで、
家族としての絆さえ、十分に構築されないまま、13歳以降の反抗期にはいっていく
なんて落ちです。
子育ては「親がいろいろしなければいけないことだらけですが、
子供にどう伝わるかも十分に加味して、大部分は見守りながら、ただ本当に
必要な時に必要なアドバイスがちゃんと子供に届くように、子供との信頼関係を
しっかり構築することもふくめて、とにかく子供との楽しい時間を十分に共有
するべき」です。
あたりまえのことですが、子供をしっかり寝せて、ご飯を楽しく食卓を囲んで、
学校にいかせて、塾の費用をだしているだけじゃ、それを子育てとは呼ばないんですよ。
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