まとめ

読み聞かせは2歳頃から楽しく毎晩継続 → 小2まで継続遊んでいるおもちゃはこちら
〔年中〕自由保育の幼稚園、プレーパークデビュー、キャンプ、スキーなど、外遊びたくさん
〔年長〕秋からどんぐり開始、環境設定(毎日外遊び、テレビ・読書・宿題制限、ゲーム厳禁、小言命令強制なし)
〔小1〕公立小学校、どんぐり本の読み聞かせ継続中、2017.6全小統2科目偏差値65  11月全小統2科目偏差値70オーバー
〔小2〕遊んでいるおもちゃどんぐり本の読み聞かせ継続中、読書、トップクラス国語3年生 2018.6全小統偏差値60 11全小統偏差値65
〔小3〕どんぐり、トップクラス国語4年生 2019.6全小統偏差値60 11全小統偏差値60
〔小4〕どんぐり、はじめまして数学 コロナでテストを受けてません
〔小5〕どんぐり、はじめまして物理

●小学生では絶対にやらない学習方法
 ・大量、反復、高速、徹底の学習(計算、漢字の書き取り、音読)← 感味力、読解力、思考力(視考力)育成に有害なので
 ・ならいごとをたくさん、毎日外遊びなし、週に1日のノー勉強デーなし ← 子供をおなか一杯にしない、自発的な工夫ややる気の芽をつまない
 ・英語、コンピュータ教育、先取り学習 ← 学年の国語、算数の深い学習、友達との外遊びだけでも全く時間がたりませんから

2021年6月23日水曜日

1954 親子関係を徹底的に破壊する可能性のある中学受験


中学受験の大きな罪として、せっかく小学校低学年を通じて

築き上げてきた親子関係を、もちろんそもそも築けていない

ケースをふくめて、徹底的に取り返しのつかない形で

高学年で破壊してしまう可能性があるということが挙げられます。


どんなに低学年で子供と信頼関係を築き、話し合えるようになっていたとしても

中学受験のいざこざをつうじて、その良好な関係がすっかり破壊されてしまう

なんてことは、わりとありがちです。


親は頭や口ではプロセスが大事なんて言いながら、気持ちはすっかり結果だけに

とらわれているので、子供は敏感にそれを見抜きます。

なぜ中学受験をするのか、その中学校を志望して合格したい理由はなんなのか、

なんの動機もなく、ただ入ると将来が明るいからなんて漠然とした理由で

取り組んで、本人が勉強する気もろくにないのに、

小学生の子供が計画的に何かに取り組むのはあまりに幼すぎますし、

最終的な結果の受験も失敗に終わるのが定番ですから。

そもそも何が成功で何が失敗なのかまったくわかっていない親子も

いる具合です。



高校受験ではこういうことは起こりません。

なぜなら、親の出番がそもそも少ないからです。

中途半端に親の出番がある中学受験には、親子関係を取り返しのつかない

形で破壊する可能性があることをよく理解しておいた方がいいです。


そして受験後は、燃え尽き症候群からの電子ゲーム中毒がそれに拍車をかけて、

反抗期ですっかり親とは口もきかず、

ひきこもって、社会的にも存在価値を失っていくという

お決まりのありがちなパターンです。


中学受験は、そこまでしてやらなければいけないものでしょうか?

もちろん、良好な親子関係が、良好な受験の取り組みを通じて

より強固なものとなって、第一志望中学へ合格という道もありますけどね。

ただそれでも本人が「勉強嫌い」になったりして、本末転倒です。


中学受験のいい面を見つけることは本当に難しい作業です。

あえて挙げるとすれば、それがいいこととは到底思えませんが

親の意思がまだ通りやすいってことくらいでしょうか。


そして中学受験で本物の才能が選抜できれば、

まだ意味があるのかもしれませんが

塾での無意味な受験合格だけを目指した詰め込みや、

親のスパルタの影響が出やすい年齢なので

そういったゴムが伸び切った子供も一緒に入学してきたりして

まったく話が合わなくて苦労するんですよ。


なんせ、片や頭の中だけで数学の難問を解き切る子や

古今東西の名文を英語やフランス語をふくめて

すらすらと自由に引用できる子であり、

もう一方では、一生懸命漢字の書き取りをやってきたり、

歴史の年号を覚えてきたり、自分ではわけのわからない

公式や計算も暗記でこなしてきた子なんですから。


そして中、高校と年齢を経ていくにつれて、だんだんとその差は

大きくなって埋めがたくなり、グループが分かれてしまうだけで

同じ中学や高校に入った意味があるのかさえ謎ですけどね。


現在の子供が十分に友達と外遊びができない中で、低学年から塾で

受験用の詰め込みをしているような状況をみるにつけ、

残念ながら肝心の合格を目指す中学校のほうに、本物の才能が

集まらない状況がありそうで、本当に行く意味がないなって思います。

いずれにせよ、本人が判断することで、正しい判断ができるように

親は判断力、判断できる材料を着実に子供に提供していくだけです。



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