まとめ

読み聞かせは2歳頃から楽しく毎晩継続 → 小2まで継続遊んでいるおもちゃはこちら
〔年中〕自由保育の幼稚園、プレーパークデビュー、キャンプ、スキーなど、外遊びたくさん
〔年長〕秋からどんぐり開始、環境設定(毎日外遊び、テレビ・読書・宿題制限、ゲーム厳禁、小言命令強制なし)
〔小1〕公立小学校、どんぐり本の読み聞かせ継続中、2017.6全小統2科目偏差値65  11月全小統2科目偏差値70オーバー
〔小2〕遊んでいるおもちゃどんぐり本の読み聞かせ継続中、読書、トップクラス国語3年生 2018.6全小統偏差値60 11全小統偏差値65
〔小3〕どんぐり、トップクラス国語4年生 2019.6全小統偏差値60 11全小統偏差値60
〔小4〕どんぐり、はじめまして数学 コロナでテストを受けてません
〔小5〕どんぐり、はじめまして物理

●小学生では絶対にやらない学習方法
 ・大量、反復、高速、徹底の学習(計算、漢字の書き取り、音読)← 感味力、読解力、思考力(視考力)育成に有害なので
 ・ならいごとをたくさん、毎日外遊びなし、週に1日のノー勉強デーなし ← 子供をおなか一杯にしない、自発的な工夫ややる気の芽をつまない
 ・英語、コンピュータ教育、先取り学習 ← 学年の国語、算数の深い学習、友達との外遊びだけでも全く時間がたりませんから

2020年12月16日水曜日

1927 どんぐり問題での子供の成長


小学生の子供は、どんぐり問題を通して成長してきます。

ここでのポイントは教えすぎないことです。

どんぐり問題では、基本的に親が教えることはなにもないので

そういった心配はありません。


ここで、「ある品物が原価の一割増の定価がついて、

その三割引きで売っているとき」の値段の求め方を考えてみましょう。


どんぐり問題ではある品物がウランだったり、原価も8億だったりしますけどね。

子供はそもそも原価や定価や割引といったことについて、

絵にできるほど知っているかどうか、買い物の体験があるか、

一割増しや三割引きがどういうことか、

お店がどうやって値段をつけるのか、売れなかったときにどうするのか

といったようなことを日常体験を通じて知っているかが

どんぐり問題の描いた絵から如実に明らかになります。

じっさいにそういった体験がなければ、絵は描けないんですよ。


そして子供はその材料をもとに、原価の一割がいくらにあたって、

それを付加されるから定価はいくらで、また定価の三割がいくらになって

それを減ずるから売価はいくらでということの流れをたどっていきます。

こういった経験を絵を描きながら楽しく積んでいくことが圧倒的に

重要です。


よく意味は分かってないけど、1.1をかけてみたり、0.7をかけてみたり

する行為はほとんど何の意味もありません。

こういった経験を積んだうえで、割合の単元をならって、

なにを1と考えるのか、その一割増しとはどういうことなのか

多少大変な計算なんかを通じて、準備学習ができていることがすべてです。


そういったプロセスを経て、学習内容自体のどこがポイントか、

深い理解が伴っていくわけです。そういった準備のプロセスを省略して

いくら公式を丸暗記してもなんの役にも立ちません。

最初から最適解や一番短い経路で正解にたどり着く道を教え込むのは

むしろ深い理解への阻害要因にすらなりえます。

公式をまちがっててもその違和感に気づかないのがオチです。

算数や数学は、残念ながら丸暗記の内容をそのまま適用するようなものじゃ

ないんですよ。そこに深い理解がともなって、はじめて意味があるものになります。


その基礎を学ぶにあたって、自分で楽しみながら手を動かせることは

圧倒的に重要です。

どんぐりを続けてきている親は、何度も目の前でのこの子供の成長を

目にするはずです。








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