前回学習の始め方の話をしました。
それは大失敗のはじまりです。
失敗しないために一番簡単なのは、チャレンジしないことです。
知らないこと、新しいこと、応用問題、いずれもチャレンジしなければ
絶対に不正解になることはありませんから。
学習において、自分でいろいろチャレンジせずに失敗をしない経験ばかりを
積んでしまうスタートは最悪と言っていいと思います。
失敗できなくなる子を育てているんですよ。
学習が失敗してしまった後始末として、どうしようもなくなって、
ひたすら暗記と作業を繰り返すしかないということであれば、
どうしようもないのでその方法を進めていくしかありません。
中学生くらいがその境目ですかね。
いま学習をはじめるところであれば、試行錯誤しながら楽しんで学習を
進めていける方法をとるべきです。問題を前にして、さっぱりわからず、
手もつけられないときにどうやったらいいのか、がはっきり学習できます。
算数の問題を楽しみながら、絵を描いて、試行錯誤しながら
失敗は分からん帳にためていけばいいだけのことです。
小学生を通じて、すべての失敗が、わからん帳に蓄積する価値を
考えてみてください。その子の弱点はすべて集約しているわけです。
その場、その場で解法を暗記してそれを出力する作業して100点を
たくさんとっても、その子の弱点は一切わかりません。
ただ忘れてしまったら、不正解になるということだけです。
学習の始め方が本当に大事なものだってことは分かると思います。