どんぐりの掲示板でも取り上げられていた問題ですが、
どうやって通分するのか、そしてその後の約分の話です。
2つの分数の通分をするには、最適解は分母の二数の最小公倍数で
通分して計算すれば、約分の手間が省けます。
ところが問題は最小公倍数を求めるのがやっかいなところですね。
「はじめまして数学」でもどんぐりでもこの答えはかなりシンプルです。
単純に分母同士をかけて、ひとまず答えを求めましょう。
その後、約分すればいいというのがその筋道です。
はじめまして数学にでてくる数字をみれば一目瞭然ですが、
最小公倍数を求めるのは、それぞれの分母が素因数分解されていない限り
かなりやっかいなことだからです。
最小公倍数を求める時点で手が止まってしまって答えがでないより、
答えにより近づける道をたどるのがいいことなのは明らかです。
結局のところ、最小公倍数を求めるのも、(約分において)最大公約数を
もとめるのも、ユークリッドの互除法になるわけですが、
一応の答えが手元にあって、そのあとの約分が残っている状態の方が
初手で手が止まっている状態よりずっといいのは明らかです。
そういった基本的な道のり、考え方がちゃんとしている
算数、数学の始め方をぜひしたいものですね。